外科同門会について

医局長あいさつ

乳腺外科医局長挨拶

乳腺外科医局長
鰐渕 友美

乳腺外科学分野の医局長が3期目となりました、鰐渕友美と申します。昨年に引き続き、円滑な医局運営ができるよう努めてまいりますので、ご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。
診療面では、他の分野でも同じだと思いますが、乳腺外科分野では毎年のように新しい治療薬や治療法が適応追加されております。それらをアップデートするのはもちろんですが、日々の診療に追われ、臨床試験や治験へのリクルート、研究等がおろそかにならないように努めていかなければと考えております。また、医療法に基づく「医師の時間外労働規制」が2024年4月から施行されるにあたって、大学では働き方や当直体制が大きく変わります。新しい体制にスムーズに移行できるよう、調整をしていくのも自分の役割だと思っています。
現時点では、いまだ若手に偏った人口分布であり、関連病院の乳腺外科医師派遣のご要望にも十分にお答えすることができない状況です。若手の医師達が現在乳腺外科専門医を目指しトレーニング中です。他分野の先生方、関連病院の先生方にご負担をおかけすることもあるかと存じますが、若手が成長することで逆に助ける側に回れるようになると信じております、今しばらくお待ちいただけましたら幸いです。
浅学の身ではございますが、医局長として、乳腺外科の診療・研究・教育に貢献できるよう努力してまいります。何卒ご指導、ご鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

呼吸器・小児外科医局長挨拶

呼吸器・小児外科学医局長
立松 勉

昨年度より引き続き呼吸器・小児外科学分野の医局長を務めさせていただきます立松勉と申します。同門会の先生方には平素より大変お世話になっております。この場を借りまして深く御礼申し上げます。
臨床面におきましては、当科の特徴である胸腔鏡およびロボット手術の症例数を維持しつつ、さらに安全で正確な手技を発展させるため、奥田勝裕教授のご指導の下、日々精進しております。ロボット手術のプロクター(指導医)も4名体制となり、今後はより後進の教育に力を入れていきたいと考えております。肺癌の領域では、免疫療法を含めた術前化学療法の適応が追加され、従来は手術が困難であった症例でも手術できる症例が増加してきております。外科医として手術だけでなく、薬物治療を含めた集学的治療の知識がより問われる時代となってきていることを痛感しております。今後も医局員一同研鑽を積んで参ります。
若手外科医の勧誘のため、学生や研修医に呼吸器外科の魅力を伝えていくことも重要と考えております。研修医を対象に胸腔鏡下肺切除術をトレーニングしてもらうため、桜山HOTTS(Hands on training for thoracic surgery)を昨年より2回開催しております。またBSLで回ってきた学生にはStudent Doctorとして許容される範囲で積極的に手術に参加してもらったり、関連施設で地域医療としての外科を経験したりすることで外科を志すきっかけを作れればと考えております。関連施設の先生方には日頃よりお忙しい中ご指導いただき誠にありがとうございます。このような取り組みにより、近年少ないながらも毎年継続して入局者を迎えることができております。今後も呼吸器・小児外科の発展に少しでも貢献できるよう努力して参ります。引き続きご指導ご鞭撻賜りますようよろしくお願い申し上げます。

消化器外科医局長挨拶

消化器外科医局長
齊藤 健太

令和6年度の消化器外科医局長を務めさせていただきます齊藤健太でございます。平素より同門会の先生方には大変お世話になっております。この場をかりて深く御礼を申し上げます。消化器外科医局では、昨年度より医局長二名体制となり、令和5年7月末の臨時医局総会で医局長を拝命いたしました。
新任のご挨拶として、簡単にではございますが、自己紹介させていただきます。私は平成17年に名古屋市立大学を卒業し、刈谷豊田総合病院にて初期研修医から7年間、続いて東部医療センターにて3年間修練させていただきました。続いて大学院に入学し、瀧口教授、松尾教授にご指導いただき、学位をいただきました。大学院卒業後は引き続き松尾教授ご指導のもと、肝胆膵グループに所属しております。主に膵臓癌をはじめとした膵臓疾患に対する手術を担当しております。今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。
2024年4月より、医師の働き方改革が施行されます。各関連ご施設におかれましても頭を抱える問題と存じますが、我々消化器外科医局も新体制作りに試行錯誤を重ねております。消化器外科は、長時間労働が常態化し休みがとりにくい科の代表格であります。このタイミングで労働環境を適正にしないとさらなる外科医減少につながると危惧しております。この働き方改革という難問に対する解決法としては、やはり人員の確保が最重要と考えております。当医局としても、スタッフ総出で学生へ外科の魅力を伝え、興味をもっていただけるよう趣向を凝らしております。昨年には、学生からの注目度も高いロボット手術を実際体験してもらう説明会を休日の手術室で開催し、合計20名を超える学生に参加していただきました。そういった努力も実り、幸いなことに近年、入局希望者も増えてきております。今後も引き続き取り組んでいき、関連ご施設の人員不足の解消に努めてまいります。
臨床面におきましては、これまで積極的に取り組んできたロボット手術も目に見えて形になってきております。上部、下部、肝胆膵全てのグループにおいて、日本全国の先生方が手術見学におみえであり、かつ各スタッフがプロクターとして全国のご施設に手術指導に伺う機会も増えております。今後も現状に満足せず、新しいことに挑み、さらなるオピニオンリーダーを目指してまいります。
現在、当院では、病院敷地内にて令和7年度開棟予定の「救急災害医療センター」の建設工事を行っております。当施設は、市内の救急搬送の増加や南海トラフ地震など災害発生時の災害医療に対応することなどを目的としています。消化器外科としても、Acute Care Surgeryの充実を最重要課題の一つと位置づけ、既存3グループに加え、新たに救急グループを立ち上げ、全国より人員を募り、名古屋都市圏の中核医療機関として、その役割を果たしていく所存です。
人員不足の解消にはいましばらくお時間をいただきますが、あと数年で状況はかなり変わると確信しております。浅学の身ではございますが、名古屋市立大学消化器外科の発展に微力ながら尽力いたします。今後ともご指導のほど、何卒宜しくお願い申し上げます。

消化器外科医局長挨拶

消化器外科医局長
牛込 創

この度名古屋市立大学消化器外科の医局長を拝命しました、H19年卒の牛込創と申します。私は卒後9年間、関連病院でご指導頂いた後に医局のご厚意で、がん研有明病院の大腸外科レジデントとして2年間、大阪国際がんセンターの大腸外科スタッフとして2年間勤務させて頂きました。今回改めて御礼申し上げます。そして2020年からは名古屋市立大学の大腸外科グループの一員として日々働いております。
医局長として対応すべき任務の一つに4月から始まる働き方改革があります。時間外労働の上限が規制され医師の健康を確保するための措置などが必要になります。私がレジデントの頃によく現場で聞こえてきた、『当直明けであっても眠そうな表情を見せずに働くんだ』といった話はもっての他となり、それこそ個人の働き方に準じたテーラーメイドの勤務体制になっていくと思います。大きな改革となりますが、新しい外科医はそれが標準となります。今後入局してくれる学生も然りです。この変化に我々がしっかりと対応していかないと古い外科として働き手は減り世から取り残されてしまいます。
一方で、私たち名古屋市立大学消化器外科の任務は、患者を第一に考え最高水準の医療を提供し新たな知見を生み出していく事です。このテーラーメイドの勤務の中でこの任務を遂行していくためには、これまでよりも多くの情報を共有しコミュニケーションを大切にして共に歩んでいくことが重要だと考えています。
これからは今までの医局活動に加えて学会開催など様々な行事があります。
コミュニケーションを大事にする医局長として微力ながら皆様のお役に立てればと思います。瀧口教授に医局員の皆様、今後ともご指導ご鞭撻のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

心臓血管外科医局長挨拶

心臓血管外科医局長
中井 洋佑

令和5年8月より心臓血管外科学分野医局長を勤めさせて頂いております、中井洋佑と申します。平素より同門会の諸先生方には大変お世話になっております。この場を借りて御礼申し上げます。
新任のため、簡単に自己紹介をさせていただきます。平成22年に名古屋市立大学を卒業し、初期研修の2年間は神戸市立医療センター中央市民病院にて研修を行いました。後期研修より名古屋市立大学に戻ってきて、三島晃名誉教授の元、心臓血管外科医としての研修をスタートしました。平成26年に名古屋市立東部医療センター(現名古屋市立大学医学部附属東部医療センター)へ異動となり、当時部長であった須田久雄教授の元、成人心臓血管外科の修練を開始、翌27年に大学の成人心臓血管外科再開の初期メンバーとして再び名古屋市立大学に戻りました。その後は学位取得、心臓血管外科修練指導医などを取得し、令和3年から刈谷豊田総合病院勤務を経て令和5年8月より再度大学に戻っています。
2023年度の当教室の大きなイベントとしては4月より当教室の浅野實樹医師が名古屋市立大学医学部附属みどり市民病院の院長に就任し、同院における心臓血管外科開設準備のため、同年8月より前医局長の山田敏之医師が部長として赴任いたしました。病床数増加、移転計画に乗じて当教室の発展を目指すべく準備を進めています。
臨床面におきましては一昨年より本格的に開始した成人先天性心疾患領域の手術が着実に増加してきており、小児期に当院で治療を受けた患者様のみならず、全国各地からご紹介いただきました。その結果、昨年は当科過去最高の心臓大血管領域の手術数を行うことができました。大学のみならず、東部医療センター、各関連施設と協力をしながら更なる発展を目指し、数のみならず、質も向上していければと思っております。
新入局者については着実に増えつつありますが、まだ若手に偏った分布であるのが実際のところです。働き方改革の真っ只中にありますが、効率よく一人前の心臓血管外科医を「促成栽培」することが喫緊の課題であります。
浅学の身ではございますが、心臓血管外科の診療・研究・教育に貢献できるよう努力してまいります。同門会の諸先生方におきましては引き続きご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

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